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台湾、ゴルフと観光を合わせた旅行提案、ゴルフ目的の日本人10万人を目標

  • 2007年2月26日
 日本から台湾へのゴルフ需要の促進を目指し、中華民国ゴルフ球場事業協進会は23日、台湾観光協会の協力で台湾ゴルフ旅行セミナーを開催した。東京ビックサイトで開催中のゴルフフェアに合わせて来日、旅行会社を対象に台湾のゴルフ事情などを紹介した。

 台湾ゴルフツアーを専門とする台湾ゴルフ旅遊協会はこのほど、全国のゴルフ場にアンケート調査を実施、これによると2006年のゴルフを目的とした日本人台湾訪問者数は約5万人から6万人で、日本人の台湾訪問者全体の約5%に達した。同協会は2007年は2倍の10万人、日本人台湾訪問者の約10%がゴルフを主な目的に台湾を訪問することを目指し、台湾のゴルフツアーを取扱う旅行会社を中心に、プロモーションを展開していく考えだ。

 また、中華民国ゴルフ球場事業協進会秘書長の何敏氏は、「台湾のゴルフは80年前、日本人によって伝えられた歴史があり、日本やアメリカの著名デザイナーがデザインしたコースが多い。そしてプレイ方式が日本と一緒である」と説明。特に台湾の冬場は、寒い日本と違い温暖な気候であり、ゴルフと胡弓博物館などの観光名所、台湾の屋台文化、そして台湾の温泉などを合わせた旅行の魅力を紹介した。

 台湾のゴルフコースは盆地から海岸線まで、地形の特徴を活かして設計されるコースが多く、近年ではゴルフ場にプールやサウナ、ジムやスパといった施設が備わるゴルフリゾートが誕生している。また、このほど開通した台湾新幹線をはじめ、高速道路などの交通インフラも充実しており、台湾でのゴルフの認知向上を図り、一層の需要拡大を狙う考えだ。