タヒチ観光局、07年2万4000人を目標−早期予約をサポート

  • 2007年2月21日
 タヒチ観光局日本支局代表の森啓三郎氏は20日に開催した「タヒチ・キック・オフ・パーティ2007」で挨拶に立ち、今年は「タヒチを贈ろう。」をキーワードにタヒチの多様な魅力をアピールしていく方針を示した。森氏は、「2006年は2005年並みの2万1000人強の日本人が訪問。今年は2万4000人程度を見込んでいる」と語り、引き続きエア・タヒチ・ヌイ(TN)と共に、日本人訪問者数の増加に向けた取組みを展開する。

 森氏によると、2006年はアメリカ市場が好調であったことから、通常は6ヶ月前に予約するアメリカ市場と比べ、1、2ヶ月前の間際が多い日本市場に対して供給が追いつかなかったことが前年並みに留まった要因という見方だ。今後は、タヒチ島のモノ・ステイを継続してプロモーションするほか、TNと旅行会社が取り組む早期予約割引などをサポートしていく。また、タヒチの認知度、想起度の向上、主力となるハネムーナーに対して引き続きアピールするだけでなく、記念日を祝う旅行商品の拡充をはじめ、アクティビティを重視する商品、リピーター向けの商品開発を重視していく。

▽タヒチに加え、ビヨンドにも力を入れる

 TN日本・アジア地区営業マーケティング本部長の柳川悦子氏は、昨年の東京発の旅客が05年比で2.9%増、関西発が6.4%増という実績を受け、「じわじわとプロモーションを展開し、マーケットを盛り上げたい」と意気込みを語った。このところ、タヒチ島の人気が上昇しており、特に3泊5日のパターンで訪れるケースが増えているという。特にOL同士、母娘など女性同士がタヒチアンダンスを目的に訪れるケースが増えており、旅行目的を明確に示したプロモーションをする考え。また、タヒチ経由のシドニー、オークランド、パリ、ロサンゼルスなどの往復料金「ティアレ・タヒチ・ストップオーバー・プログラム」も紹介し、ビヨンドについても販売をしていく。