中国国家観光局の張氏、観光が平和をつくりだし理解と友好深める

  • 2007年2月8日
 中国国家観光局首席代表の張西龍氏は7日、東京で開かれた「JAL中国セミナー」の挨拶に立ち、日中両政府で合意した交流人口500万人の目標実現に向け、「中国に暮らすように滞在できる環境をつくる努力をする」と語り、「世界遺産、文化の魅力に触れてもらいたい」と旅行の質に配慮していることを強調した。来年の北京オリンピック開催を控え、昨今は各国・地域からの訪問者を迎える準備を展開しており、ソフト、ハードのインフラについても整備を進めていることを説明した。

 また、平和をつくりだす観光産業の一人として日本を広く深く理解するため、張氏はこれまでに43都道府県を訪問した経験を紹介。現地の方々との触れ合い、発見、感動した経験を通して、「日本からの訪問者に魅力多い中国を訪れてほしい」想いを語り、日中国交正常化35周年の節目となる今年の交流拡大では、観光、文化交流の拡大に期待感を示した。