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マレーシア、総訪問者数目標2010万人、記念イヤーで日本発需要に期待

  • 2007年2月6日
 マレーシアのダト・スリ・トゥンク・アドナン観光大臣は5日、主催する「マレーシア観光年2007」特別記念レセプションで挨拶に立ち、「2007年は外国人訪問者数2010万人を目指し、445億マレーシア・リンギ(約1兆5000億円)の観光収入を創出したい」と語り、マレーシア独立50周年、およびマレーシアと日本の国交樹立50周年「日本・マレーシア友好年2007」の成功に期待を示した。

 アドナン観光大臣は目標達成に向けて、クアラルンプールのシティリゾートとしての再ブランド化を目指し、旅行会社と協力してパッケージ商品を造成するほか、4月からはキャンペーンに協力する航空会社にマレーシア航空(MH)、日本航空(JL)にシンガポール航空(SQ)が加わることで、日本/マレーシア間の航空輸送需要の拡大を図る。また、ロングステイ需要を重要と捉え、10年間有効なビザで希望する期間自由に滞在できる「マレーシア・マイ・セカンドホーム」プログラムの強化により団塊世代の獲得を目指す考えだ。

 アドナン観光大臣は、「07年、その後と日本からの目標達成を楽観的に考えている。現在の多大な支援があれば、そして大きな災害が起きなければ日本からマレーシアの旅行需要の将来は明るいと考えている」と力強く語り、記念すべき2007年の成功に期待した。なお、当日は2007年マレーシア観光年スペシャルサポーターとしてソウルシンガーの上田正樹氏が登場し、「ユニバーサルな国であり、音楽的にも優れたアーティストが多く素晴らしい国」などと魅力を語った。