グアム観光親善大使に寺尾聰さん−GVB、熟年・オヤジ世代への訴求強化

  • 2007年1月31日
 グアム政府観光局(GVB)はグアム観光親善大使に、俳優で歌手の寺尾聰さんを任命した。GVB日本代表の光森裕二氏は「37、8年前から長年にわたり、頻繁にグアムに来ていただいている。“オヤジ世代”で友人同士で気軽に来島し、リラックスして帰国されるスタイルもよかった」と理由を説明。今後、GVBが注力する団塊・熟年世代を意識した選任となった。

 寺尾さんは「昨年は4回グアムに行った。2週間前にも行ってきたばかりだが、学生時代の仲間と週末に滞在し、ゴルフをすることが多い。ゴルフバック1つで日本と同じ感覚で行けるし、特に冬はわれわれ世代には暖かいグアムが良い」とアピール。さらに今年から大量退職が始まる団塊世代向けに「リタイア後に何をするか、すぐに決めるのではなく、立ち止まって考えることも必要。その点、身近なグアムなら気楽に行けてゆっくりすることができる」と提案。「自分がそういう旅行をしていると広まることで、『じゃあやってみよう』って思う同世代がいたらうれしい」と、大使就任を快諾した理由を明かした。

 寺尾さんは今後、グアム観光に関するプロモーションに協力。GVBが展開する観光交流40周年記念キャンペーンの一つ「おやじバンド in GUAM 2007」にも参加する。これは1960年代のグループサウンズにはまった熟年・団塊世代のうち、音楽やバンドに再挑戦する人が多い風潮を受けたもの。イパオビーチで音楽バンドのコンテストを開催し、これに参加するバンドを募集し、ツアーを催行するもので、寺尾さんには特別審査委員会長として参加してもらう予定だ。

▽関連記事
グアム政観、観光交流40周年記念キャンペ実施、10月に総日本人客2000万人に(01.31)