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ミャンマー、ホテル観光省担当者を派遣か−日本発のチャーターも実現へ

  • 2007年1月23日
 第1回日本ミャンマー観光促進委員会(MJTC)がこのほど開催され、昨年の日本旅行業協会(JATA)海外旅行委員会による訪問の報告等が行われた。この中で日本からは販売促進資料の配布をはじめ、日本での旅行博への参加などに加え、査証撤廃または簡易取得、直行便の開設などが重要と指摘。ミャンマー政府ホテル観光省からは販促のCD、パンフレット等は作成中であること、トラベルライターなどメディアの招聘、査証取得の簡易化への努力など、活動案が紹介されたという。

 また、大使館に観光局の支局開設も検討するという言及があったが、現在のところミャンマー大使館2等書記官ミャツザータン氏は「具体的には聞いていない」というものの、日本アセアンセンターの情報では、ホテル観光省の職員を大使館に派遣する構想について報告された。今後、こうした活動によりMJTCで目標とする日本人10万人を目指していく。

 また、JATA海旅委でミャンマーを訪問した会員から、質の高い観光素材が豊富であること、観光情報が不足しておりイメージと現実のギャップが大きいことなどが指摘された。また、別の会員からは既に旅行商品を展開したところ、集客が好調である旨が報告され、今後は顧客からのフィードバックなどをMJTCで共有することで、日本人観光客の増加につなげる考えなどが表明された。


▽ミャンマーへのチャーター便が実現へ

 ザ・コンタクトではエア・バガンを利用し、日本との国際チャーター便を実現したい考え。エア・バガンはエアバスA310型機を導入しており、200席の2クラス制の機材については日本でのチャーター便就航も可能だ。ザ・コンタクトでは、「1月から国際線を運航しており、今後、料金設定など詳細を詰め、年内には実現したい」としている。