ワインと食の首都で「食べ歩き」観光を提案−サンフランシスコ観光局

  • 2007年1月22日
 サンフランシスコ観光局は今後、日本人訪問者数の増加策として、旅行会社に対して受注型企画旅行を推進する考え。日本代表の二木亮壽氏は旅行会社対象のセミナーにおいて、日本人海外旅行者の動向を基に、海外渡航者数が増加基調にある中、市場の活性化をめざし「旅行者のニーズを捉えた旅行商品販売が重要」との考えを強調。サンフランシスコへの日本人訪問者はFITの割合が多く、旅行者が抱える問題点や必要とする点を把握し、個人ベースの旅行を提案し、顧客満足と収益性を図ることが、サンフランシスコ旅行を取扱う上での商機という考えを示した。

 サンフランシスコ観光局は、10年ほど前から「アメリカのワインと食の首都(The Wine and Food Capital of USA)」として打ち出し、日本でも徐々にその認知が高まりつつある。昨年の旅行博で実施した消費者調査で、サンフランシスコ滞在中に楽しみたいアクティビティという設問の回答は、「街の散策」に続き「食べ歩き」が2番目に多く寄せられたという。観光局ではセミナーで、「食べ歩き」をテーマに受注型企画旅行を提案。その提案の素材として市内の様々なレストランをテーマ別に紹介した。