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グリーク没後100年−ノルウェー旅行にテーマを

  • 2007年1月22日
 スカンジナビア政府観光局(STB)とツムラーレコーポレーションは共同で「ノルウェー・トラベル・セミナー2007」を開催した。ツムラーレコーポレーション代表取締役社長の太田不二夫氏は、「ノルウェー旅行はフィヨルド、デザイン、自然に加え、今年は作曲家エドワード・グリーク没後100年で、これを契機にテーマ性の高い商品を企画していきたい」と述べた。

 セミナーではツムラーレのユキ・ルース・ハンセン氏が、グリーク没後100年に関連したコンサートを紹介。グリークの家「トロルハウゲン」、「トロルハウゲン」敷地内のコンサートホール「トロルサーレン」で定期コンサートが開催されており、ピアノラウンジ「ヴィラ」では貸し切りが可能だという。ただ、グリークへの注目は高く、ノルウェー国内で今年開催されるグリークをテーマにした音楽祭ではチケットが直ぐに完売すると予測。これに伴い、宿泊施設もフェスティバルシーズンは満室状態になることが予想され、こうした手配面にも配慮したいポイントを指摘した。

 フィヨルド観光では、オスロからソグネフィヨルドやハルダンゲルフィヨルドを巡る定番コースから、スキーリゾートのヤイロやバイストーレンへ立ち寄ることを紹介。ハイキングやヨーロッパ最大のヨステダール氷河支流の一部のニーガース氷河観光やトレッキングなど、アクティビティで旅の楽しみの幅が広がる。また、ノルウェー伝統の味としてアップルサイダーや甘さを抑えたワッフルなどを織り交ぜ、楽しみを加える素材を紹介した。