キャセイパシフィック航空、成田第2ターミナルに移転−新ラウンジも開設

  • 2007年1月22日
 キャセイパシフィック航空は21日、これまでの成田第1旅客ターミナルビルから第2旅客ターミナルビルへと移転した。これにより、日本航空が加盟を予定しているワンワールドでは、アメリカン航空、カンタス航空、今後に移転を予定するフィンランド航空との乗り継ぎも向上する。移転に合わせ、ファーストクラス、ビジネスクラス、マルコポーロクラブ会員が利用するラウンジを新たにオープンした。チェックインカウンターは成田第2旅客ターミナルビルのAカウンターとBカウンターとなる。

 移転の初便となるCX509便の搭乗前に開催された記念式典で、日本支社長のジェームズ・ジンズ氏は「ラウンジの新設、ワンワールドとの関係、成田第2旅客ターミナルのリニューアルの進行の3点で旅客利便の向上につながる」などと語り、今回の移転を祝した。また、成田国際空港常務取締役の日暮民雄氏は「第2旅客ターミナルはインラインスクリーニング化、航空会社ラウンジの再配置、新たな免税モールのオープンなど旅客が満足できる空港に変貌しているところ」と述べ、CXの移転でアライアンス間の利便性向上にも寄与できるとした。


 なお、CXの子会社となっている香港ドラゴン航空については成田第1旅客ターミナルでの発着に変更は無い。CXによると、「いずれは移転する」というものの、移転の詳細な手続き、スケジュールなど全く決まったものはないという。





▽キャセイパシフィック航空 ビジネス/ファーストクラス・ラウンジ

 成田第2に新たに設置したラウンジはCXの香港国際空港内の「ザ・ピア」と同様のデザインコンセプトを採用。ラウンジの広さは487平方メートルで座席数は121席。ラウンジ内は無線LANを完備し、インターネットにアクセス可能なワークデスクを8席備えている。













(左:21日に移転したチェックイン・カウンター右:ラウンジ入り口)

















(左:ラウンジの象徴「ロングバー・テーブル」、右:ラウンジ内の廊下は香港国際空港の「ザ・ピア」を漂わせる)