インドネシア、07年の誘客目標は525万から550万人、日本事務所開設を計画

  • 2007年1月22日
 インドネシア文化・観光大臣ジェロ・ワチック氏は、2007年の外国人観光客について、2006年の約10%増となる525万人から550万人の誘客目標を掲げた。06年は05年の約500万人から4%減となる480万人に着地する見通し。06年は05年末のバリでの爆弾テロにより出足が悪く、航空便数も減少したことから伸び悩んだ。さらに、アジアを中心としたデスティネーション競争も減少に拍車をかけた模様だ。

 07年についてはこれまでのプロモーションを継続すると共に、特定地域への依存を減らし、地域密着型の継続的な観光開発を鮮明に打ち出す。このほか、官民の連携や観光地の安全、快適性を確保するサービスやインフラを拡充、発展させることにも力を注ぐ。

 プロモーションの一環として、2008年には「Visit Indonesia Year2008」を計画しており、この準備として07年には東京、シドニー、北京で事務所を指定するほか、2008年にはソウル、ドバイ、ニューデリー、ロンドンでも同様の事務所を計画する。また、旅行者の多様なニーズに対応するため、ゴルフ、洞窟探検などを新たな素材として打ち出すほか、新たなデスティネーション開発も進める。