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イル・ド・フランス、映画「マリー・アントワネット」公開で需要増を期待

  • 2007年1月22日
 フランスのイル・ド・フランス地方の観光関係者が、1月20日の映画「マリー・アントワネット」日本での公開に合わせて来日し、ヴェルサイユ宮殿をはじめとする同地方の魅力を紹介した。

 イル・ド・フランス地方への2005年の日本人訪問者数は04年比で89万5580人にのぼり、近隣のヨーロッパ諸国、アメリカに次いで世界第6位。イル・ド・フランス地方観光局アジア地区担当部長のシルヴィー・ルガール氏は、「イル・ド・フランスには豊富な文化遺産があり、多くの日本人が訪れている。イベントや芸術展も盛んで、その数は年300回ほど」と多くの楽しみ方が出来ることを紹介した。

 さらに、ルガール氏は「日本でもヒットした『ダ・ヴィンチ・コード』の影響で、ルーヴル美術館への日本人入館者数は、2006年には05年より約30%増加したと聞いている。今回の映画で、改めてヴェルサイユ宮殿、イル・ド・フランスへの関心が高まり、多くの日本人に訪れてほしい」と旅行需要の喚起に期待を示した。

 ソフィア・コッポラ監督、脚本の映画「マリー・アントワネット」のロケ地となったのは、ヴェルサイユ宮殿をはじめ、フォンテーヌブロー宮殿、ミルモン城、シャンティイ城、パリのスービーズ館やオペラ座ガルニエ宮、ヴォー・ル・ヴィコント城。ヴェルサイユ宮殿では観光客も訪れることができる鏡の間、ロイヤル・チャペルなどで撮影が行われた。