ハワイ州観光局、07年も「Discover Aloha」、広告に新キャラクターを起用

  • 2007年1月5日
 ハワイ州観光局(HTJ)は2007年もマーケティング・コンセプトである「Discover Aloha」を継続する。「Discover Aloha」は、知られざるハワイ独自の歴史、文化、アート、イベントなどを紹介し、奥深く上質な魅力をもつハワイのイメージの醸成を図るプロモーション。今年で3年目となるが、このほどアメリカの調査会社のアンケート結果によると、着々とマーケティング・コンセプトが浸透していることが分かった。

 同アンケートでは多様な文化体験、歴史文化の理解、ユニークな体験、デスティネーションのユニークさなどの評価ポイントが、2003年に比べて増加。日本語によるコミュニケーション、ゴルフ、ショッピング、アドベンチャーなどは、以前の高ポイントを維持している。HTJはこの調査などから、「Discover Aloha」の効果が表れてきたと評価し、今年もさらなるイメージ浸透を目指した取組みを展開する。


▽20代・30代女性への訴求効果高いビジュアルに

 HTJは今年の広告塔として、3年間起用してきたジェイク・シマブクロさんに変わり、新たにモデルや歌手、女優などで人気の佐田真由美さんを起用する。これによりHTJはワイキキ・プロジェクトをはじめとする新しく、上質で、洗練されたハワイのイメージの訴求を図る。今回はこれまで以上に幅広い層が受け入れやすいビジュアルに変更するが、さらに女性の中でも特に20代、30代のディシジョン・メーカーに対して訴求効果の高い広告を作成した。一倉氏は、低迷する「ハネムーン、ウェディング検討者にも響く」と語り、需要拡大に期待を示した。