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チェコ、来年の日本向け予算は大幅増で対消費者プロモーションを強化

  • 2006年12月25日
 チェコセンター観光部部長の沖中繁男氏によると、2007年の日本向け予算が大幅増となる見込みだ。このほどアジアで初のチェコセンターを日本に設置し、活動を開始しており、日本は重要マーケットという位置付け。予算の増額でチェコセンターでは、対消費者プロモーションを強化する。特に、団塊世代に向け、チェコの音楽、オペラなどをテーマとして需要喚起する。また、沖中氏は消費者向けに加え、「旅行業界と協力してオフ期の対応」を重視する考えだ。

 2006年の日本人チェコ訪問者数は、「15万人前後に留まる」(沖中氏)で、前年からやや減少する見通し。来年については景気動向が上向きであること、団塊世代の大量退職など市場全体が良好にあることに加え、2月から3月にかけてメディアでの露出を予定しており、2006年比で約5%増を予想している。旅行者はリピーター、日系企業のチェコ進出によるビジネス目的の渡航が増加していることも好材料だ。

 チェコセンターは今後、旅行説明会の会場として旅行会社に同センターの利用を促していく。同センターではチェコのアニメーション、画家の展示会などを開催しており、来年初頭にはチェコ関連の書物を集めたスペースを設け、情報発信を積極的に進める。