タヒチ観光局、旅行会社向け養成プログラムで正規認定の要件緩和へ

  • 2006年12月18日
 タヒチ観光局は、旅行商品販売担当者向けのスペシャリスト養成プログラム「ティアレ・タヒチ・エージェント・プログラム」に参加する条件を緩和、改善を図る。タヒチ観光局(日本)局長の森啓三郎氏は、2006年のタヒチへの日本人渡航者数が2万1000人にのぼる見込みを明かし、「良い年だった」と評価。今後は、旅行業界を対象とするプログラムを含め、業界と一体となった旅行促進策を講じる。

 日本での業界向けプログラムは2005年7月から開始し、来年は第3期を迎える。この第3期から、現地研修ツアーを必須条件からはずし、送客は3組6名の実績で「ティアレ・タヒチ・エージェント」の正規認定するように変更する。これまではセミナーやオンライン・プログラムの受講、現地研修旅行の参加、1年に5組以上送客が条件であったが、要件を引き下げ、当初目標の正規認定者200名を目指す。なお、現在参加中の1期、2期についても移行を可能とし、現地研修は認定後にも参加ができる。


▽「ティアレ・タヒチ・エージェント・コンテスト」で表彰式を開催
 この「ティアレ・タヒチ・エージェント・プログラム」は第2期までの参加が約130名、そのうち正規認定者が約28名となっている。このプログラムを活用し、送客人数、ウェブ、店舗装飾の各部門の表彰式を実施した。タヒチ観光局では今後もプログラム、表彰式などを活用し、販促につなげてもらう狙いだ。なお、受賞者は下記の通り。

□11月月間送客人数部門
株式会社アーベーセー ジェネラルマネージャー 榎本博子氏

■受賞ポイント
2006年11月単月の送客(販売)数が最高の80名に至り受賞。タヒチのウェディング専門店店頭で「自分自身がタヒチを好きであることを伝えるようにした」(榎本氏)という。

□Web部門
株式会社エス・ティ・ワールド 新宿支店 水野絵美氏

■受賞ポイント
同社サイト内に4ページの研修ツアー中の旅日記を公開。内容はタヒチに対する素直な感動を伝えており、ホテルやアクティビティーを網羅しており、消費者の選択に役立つ内容。

□店舗装飾部門
株式会社ジャスベル 三好支店 赤尾典彦氏

■受賞ポイント
店舗内にタヒチの画像や情報を置いた常設コーナーを設置。芸能人の渡航情報やビジュアルの美しさから消費者にタヒチの魅力について、アピールした。