プリンスホテル、国内ホテルを3ブランド化、全体のボトムアップ図る
プリンスホテルは新ブランド戦略を策定、07年4月1日から傘下の国内ホテルを3ブランド体系で展開する。プリンスホテル社長の渡辺幸弘氏は「コンセプトとサービススタンダードを明確にし、CS向上を図る。ブランドごとに戦略を立てるので、ホテル全体をバリューアップしやすい」と、ブランディングの意図を説明する。
新ブランド体系を適応するのは、国内の「プリンスホテル」と名前のつく45ホテル。「プリンスホテル」を核ブランドとし、プリンスホテルブランドのフラッグシップとなるハイクラスの「ザ・プリンス」、都市型で多機能な施設を持ち、多目的な利用ができる「グランドプリンスホテル」を新たに立ち上げる。ザ・プリンスには「ザ・プリンスパークタワー東京」(現:東京プリンスホテルパークタワー)など4軒、グランドプリンスホテルには「グランドプリンスホテル赤坂」(現:赤坂プリンスホテル)の5軒が入る。さらに、宿泊施設のほかコンベンションやアクティビティなどのラインナップを有する軽井沢、箱根、富良野については「プリンスグランドリゾート」としてエリア展開も推進。今後はスパやタイムシェアなどの展開も検討しているという。
客室単価はザ・プリンスが2万円から2万5000円、グランドプリンスホテルが1万5000円から2万円、プリンスホテルが1万円から1万5000円の予定。ザ・プリンスは「日系のラグジュアリーホテルに対抗する価格を想定した」という。各ブランドには客室面積やバスなどの設備やインテリアの規定を設け、ザ・プリンスでは快眠にこだわったオリジナルのベッドマットやリネンなども導入する。2007年には外資系のラグジュアリーホテルの開業ラッシュがあるが、西武ホールディングス社長の後藤高志氏は「新ブランド戦略は“新生プリンスホテル”の再スタートの一環だが、2007年の競争に間に合った」と述べ、渡辺氏も「都市のみならず、箱根や軽井沢などのリゾートもあるのが強み」と自信を見せる。
なお、海外ホテルへの新ブランディング導入は未定。フランチャイズ展開のものはオーナーと相談の上、決める。北米のお客が多いハワイのホテルは、ブランド変更による影響等の調査を含めて考える意向だという。
新ブランド体系を適応するのは、国内の「プリンスホテル」と名前のつく45ホテル。「プリンスホテル」を核ブランドとし、プリンスホテルブランドのフラッグシップとなるハイクラスの「ザ・プリンス」、都市型で多機能な施設を持ち、多目的な利用ができる「グランドプリンスホテル」を新たに立ち上げる。ザ・プリンスには「ザ・プリンスパークタワー東京」(現:東京プリンスホテルパークタワー)など4軒、グランドプリンスホテルには「グランドプリンスホテル赤坂」(現:赤坂プリンスホテル)の5軒が入る。さらに、宿泊施設のほかコンベンションやアクティビティなどのラインナップを有する軽井沢、箱根、富良野については「プリンスグランドリゾート」としてエリア展開も推進。今後はスパやタイムシェアなどの展開も検討しているという。
客室単価はザ・プリンスが2万円から2万5000円、グランドプリンスホテルが1万5000円から2万円、プリンスホテルが1万円から1万5000円の予定。ザ・プリンスは「日系のラグジュアリーホテルに対抗する価格を想定した」という。各ブランドには客室面積やバスなどの設備やインテリアの規定を設け、ザ・プリンスでは快眠にこだわったオリジナルのベッドマットやリネンなども導入する。2007年には外資系のラグジュアリーホテルの開業ラッシュがあるが、西武ホールディングス社長の後藤高志氏は「新ブランド戦略は“新生プリンスホテル”の再スタートの一環だが、2007年の競争に間に合った」と述べ、渡辺氏も「都市のみならず、箱根や軽井沢などのリゾートもあるのが強み」と自信を見せる。
なお、海外ホテルへの新ブランディング導入は未定。フランチャイズ展開のものはオーナーと相談の上、決める。北米のお客が多いハワイのホテルは、ブランド変更による影響等の調査を含めて考える意向だという。