韓国・観光事務所によると、来年の団塊世代の大量退職を前に、この層の旅行意欲を喚起することを狙ったパンフレットを作成、配布している。江原道は「冬のソナタ」のロケ地として日本でも有名な春川市をはじめ、金剛山や雪岳山などの観光地をはじめ、食文化、伝統文化など観光の魅力に加え、日本／韓国間の移動距離の短さなどを特徴として、団塊・シニア世代に訴えていく。

　パンフレットは5つのテーマを紹介。冬のソナタのロケ地の春川を夫婦で訪れる記念日旅行、人間国宝からアリランの由来を伝授する「アリラン伝授館」、ユネスコ世界無形文化遺産の「江陵端午祭り」、「韓国伝統食文化体験館」など日本にはない韓国の伝統文化に触れる旅を紹介している。また、韓国の四季と祭りを楽しむ旅、江原道のグルメ旅、趣味を前面としたツーリングなども紹介、海外版お遍路さんとも言える雪岳山新興寺、洛山洛山寺、五台山月精寺などを訪れる名刹観音巡りも薦めている。