V4諸国、日本からの誘致拡大で積極化、セミナー開催、活発な議論展開

  • 2006年12月6日
 V4諸国(チェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランド)は5日、東京でV4諸国の観光振興に関するセミナーを開催、外務省から本田悦郎欧州局審議官、小澤仁欧州局中・東欧課長のほか、国土交通省から住吉清総合政策局の観光事業課観光事業高度化企画官をはじめ、日本旅行業協会(JATA)や旅行会社各社幹部が参加した。今回のセミナーは、現在のスロバキア大使で前国土交通省総合観光政策審議官の鷲頭誠氏が観光への造詣が深く、今夏に実施された日本航空(JL)のITCチャーター実施の際に現地で持ち上がった企画。セミナー当日はV4各国大使館から各国の魅力、展開するプロモーション内容、今後に向けた施策などが紹介された。

 V4はロングホール・デスティネーションでは日本、アメリカ、中国、ブラジル、インドの5ヶ国に注力し、共同でプロモーション活動を展開。観光素材としては、歴史的な街やスパの伝統、ユネスコの世界遺産やユダヤの遺跡、MICEなどを集中的にプロモーションする考えだ。日本マーケットでは、具体的に日本語による冊子やフィルムの作成、旅程案などの提案をはじめ、メディアと旅行会社に向けたファム・ツアーを実施するなど近年、積極的な動きをみせている。