カナダのブリティッシュ・コロンビア州観光局は12月28日から2007年4月9日、および4月28日から5月6日まで、新潟県苗場スキー場のゲレンデに冬季限定「ウィスラーカフェ」をオープンする。これは、ウィスラーのスキーをテーマにしたテント型のダイニング＆スノースポーツ情報発信スペース。BC州をはじめ、苗場スキー場、およびウィスラー関係各社が共同で行うウィンターリゾート活性化プロジェクトの一環だ。2010年には州内のバンクーバーで当期五輪が開催され、ウィスラーはスキーやスノーボード競技の中心会場となることから、ウィスラーのオリンピック開催地としての新たな顔をアピールするため、今後継続して同カフェをオープンする予定だ。

　ウィスラーカフェは、北米先住民のテント型住居であるティーピーをはじめ、カナダ各地のスキー場で使われている雪や風に強いカナダ製のドーム型アルミテント、およびアウトドア・ウッドデッキの3ゾーンからなる。カフェ内にはプロジェクターやコンピューター、情報発信コーナーなどを設置、ウィスラーの情報発信基地として各種イベントやセミナーの開催を予定するなど、苗場スキー場とウィスラーリゾートの魅力を複合的にプロモーションする考えだ。カフェではビールに合うチキン・ウイングやナチョス、カナディアンバーガーにチリドッグなど、カナダらしいカジュアルなフードメニューが楽しめるほか、希少なBC州産ワインも提供する。