シャルレ、香港へ8000人インセンティブツアーを実施へ、香港MICEも活況

シャルレ代表取締役社長の三屋裕子氏は、「香港は女性のエネルギーが満ち溢れている場所、というイメージがある。シャルレの生産工場が中国に移行していることもあり、今回参加したスタッフ、会員に中国の文化に触れてもらいたい」とフェスタ開催場所を香港に選んだ理由を述べ、香港でのイベント開催に大きな期待を示した。
シャルレ一行の旅行取扱は日本旅行大阪支店が行う。現在、ホテル、航空会社、現地手配など、官民一体となり最善を尽くして準備しているという。なお、同イベントは2月26日から3月2日まで、2つのグループが3泊4日の旅程を計画している。
HKTB日本・韓国地区局長の加納國雄氏は、「官民一体となって、シャルレ一行を熱烈歓迎する」と力強くコメント。こうした大規模のMICE誘致の背景にはHKTBが現在、MICEマーケットの誘致を積極化し、集客が伴ってきていることもある。
大手各社によると、香港への団体旅行についても「伸びている」と回答する会社が多い。景気回復や中国需要の回復なども追い風となり、インセンティブの需要は伸びつつある。シャルレを担当する日本旅行は9月までのところ前年比で約2倍近い伸びを記録しているという。
こうした需要の受け皿となる現地・香港ではシャルレが利用するアジアワールドエキスポの大規模会議施設のほか、ホテルの客室供給量についても先ごろのマンダリンのオープンなど、各種の施設が増えている。同時に、アジアワールドエキスポで8000名が着席スタイルで同時に温かい食事を取ることができ、こうした大型グループに対するサービス面で質が高いことも売りのひとつとなっている。
現地ホテル関係者などによると、11月のピークを迎え需要は堅調。中でもインセンティブを含むグループ需要が伸びているという。ただし、悩みどころは客室供給量から、予約がとりにくいことだが、これは嬉しい悲鳴のようだ。
<写真右:HKTB日本・韓国地区局長の加納國雄氏、写真中央:アグネス・チャンさん、写真左:シャルレ代表取締役社長の三屋裕子氏>