アメリカ・カリフォルニア州、ホエールウォッチングのベストシーズンが到来

  • 2006年11月4日
 アメリカのカリフォルニア州は12月、ホエールウォッチングのベストシーズンを迎える。毎年12月から4月までがクジラ観察に最適な時期。これに合わせて州内各地では、ホエールウォッチングに因んだツアーやイベントが開かれる。
 まず、ロサンゼルス郡のロングビーチ水族館では期間中、ホエールウォッチング遊覧船ツアーを実施。沿岸警備隊から特別認可を受けた全長35メートルの遊覧船「チャレンジャー号」に乗船し、クジラはもちろん、イルカ、アシカ、および渡り鳥の観察ができる。

 また、ロサンゼルス市から車で南1時間ほどに位置する港町、オレンジ郡のダナポイント市には、60メートルの断崖から太平洋を回遊するクジラ観察できるロケーションがある。ダナワーフからはシーズン中の毎日、クジラ観察船が出航するほか、2007年3月3日、4日、10日、11日には「第36回ダナポイント・クジラ祭り」が開催される予定だ。

 さらに、セントラルコースト地方のモントレーベイ国立海洋保護地区では夏場まで、ホエールウォッチングを楽しむことができる州内でも特にホエールウォッチングに適した場所といわれている。また、夏場になるとザトウクジラやシロナガクジラがモントレー海域を訪れる。セントラルコースト地方のサンルイスオビスポ市、サンタバーバラ市からはクジラ観察ツアーがシーズン中の毎日実施されている。

 そのほか、サンディエゴ郡の海岸線ではピーク時になると1日200頭ほどのクジラを観察が可能なほか、北海岸地域のファーンデールは1月から3月にベストシーズンを迎える。また、サンフランシスコから車で北に2時間半程に位置するメンドシノ市では2007年3月3日、4日、フォートプラグ市では3月17日と18日にクジラ祭りが開かれる。祭り期間中は無料のトロリーバスが会場まで走るほか、この地域に多数点在するワイナリー訪問を加えて滞在を楽しむことができる。