アトランティック・カナダ、FITが堅調、テーマ性ある旅打ち出す

  • 2006年10月27日
 アトランティック・カナダ4州観光局は今後、ニューファンドランドへの大自然に触れるテーマ性ある旅行をはじめ、ケベック/ニューブランズウィック州の間を車で巡る紅葉観賞ルートを旅行会社に向けて訴求していく。今年はグループの減少などを理由に日本人旅行者数が低調ぎみとなっているという。ただし、その中でFITの減少幅は低く、特にプリンス・エドワード・アイランドへの注目が高い。また、近年はクルーズが毎年、好調な成長を遂げているという。例えば、ニューイングランドからニューヨーク、ハリファックス、セント・ジョーン、そしてモントリオールなどを巡るコース、紅葉シーズンに合わせたクルーズなどに乗船する日本人旅行者が急増している。
 さらに、2008年は「赤毛のアン」出版100周年を迎え、1年を通して各種イベントが開かれる予定だ。このことから、アトランティック・カナダ4州観光局は来年から、2008年、およびその後の将来的な旅行開拓を目指し、メディアなどへの露出を高める考えだ。

 アトランティック・カナダ4州観光局がこのほど開いたセミナーでは、アトランティック・カナダの名物、ロブスターを提供して美味な素材を紹介。また、同エリアを撮り続ける写真家、吉村和敏氏を迎え、自身が撮影したアトランティック・カナダの自然を中心とする風景やそこに息づく人々の生活風景の写真を利用して、その魅力を説明した。