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ニューカレドニア、日本人訪問者が増加、訪問者層に広がりが生まれる

  • 2006年10月24日
 ニューカレドニア政府観光局によると、6月の日本人訪問者数は前年比27.75%増の1800人、7月が29.57%増の2743人と大幅に増加したほか、8月は2.68%減の2988人とほぼ前年並みとなった。6月、7月の好調さは、グループ・マーケットの着実な増加が影響しているという。

 ニューカレドニア政府観光局は今春から、エア・カレドニア・インターナショナル(SB)と共同で、グループ向けセールスを強化。6月には現地でジャパン・フェスティバルが開催され、約100名が現地を訪問。7月はニューカレドニア政府観光局の観光親善大使である俳優の藤原竜也さんのファンクラブ・イベントで約200名が訪れた。これ以外にも、花を観賞目的として10名、20名のグループが訪れており、旅行会社のパッケージ商品では山や花観賞などの自然をテーマにした商品が造成・販売され、需要に幅の広がりが出ており、数も着実に増加しているところ。

 ニューカレドニアを訪れる日本人は約3割がハネムーナー、約3割が30代、40代の女性。これに、団塊世代、母娘、ダイバーとセグメントも多様化しつつある。中でも近年、ハイキング、花観賞などの自然体験を目的とした日本人が着実に増加。観光局は昨年、ハイキングのガイドブックを作成、対象が上級者向けであったことから、今年はエコ・ハイキング・ブックと題したガイドブックを作成して年内に配布を開始する予定だ。今回のガイドブックは初心者やシニア層が楽しめるハイキング・ガイドとして新たな需要の喚起を図る。