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英国式幸福論、キャンペーンの最終年に四季を意識した連関性を打ち出す

  • 2006年10月19日
 英国政府観光庁(VB)によると、2005年は全世界からの訪問者数は前年比8%増の2997万人、うち日本人は33万2000人。訪問者数は減少しているが、宿泊ナイト数、消費額ともに上昇しており、今後も消費額の増加は重要な課題だ。

 プロモーションでは、「フード&ドリンク」をテーマとして業界向けには春にイベントを実施。来年3月には消費者を対象としたイベントを実施し、盛り上げる。4月には、「英国式幸福論。」キャンペーンは3年目と最終年を迎える。イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各地方の魅力、進化するロンドンの今に着目。このうち、英国の特色である四季を打ち出しながら、各地方の旬の食材や花、紅葉、クリスマス・マーケットなど、体験できる旅を提案していく予定だ。特に、最終年は総仕上げの年として、地方へのドライブなどを映画のロケ地紹介とあわせて、この2年間で展開した方向性に連関性を持たせながら、プロモーションを進めることになりそうだ。

 また、今後は2008年にリバプールはヨーロッパの文化首都となる。ヨーロッパ文化首都は毎年、EU加盟国から1都市を選定し、年間を通じで芸術文化に関するイベントを開催するもの。これを前に、2007年のリバプールは800周年を迎え、このイベントを開催する。
 さらに、2012年にはロンドンでのオリンピック開催も控えており、継続的にイベントを関連したプロモーションについても前向きのようだ。