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中国・三亜市、東京から直行便開設目指す、ベストシーズンで訪問者拡大狙う

  • 2006年10月13日
 中国の三亜市産業発展局局長の杜麗銀氏は、「中国国家旅游局、航空会社、三亜人民政府と協力し、東京からの直行便が開通できるように取り組みたい」と語った。三亜市への日本人訪問者は昨年、約1万8000人が訪問。今年は1月から8月までの累計が、既に2万人と大幅な増加となっている。杜氏は、「直行便が開設した場合、年間10万人が望めるのではないか」と述べ、韓国に次ぐ国際市場として第2位の日本からの需要の増加に期待を示した。
 また、JATA業務部業務第1グループ(海外旅行関係業務)担当部長の秋澤文芳氏は、「現在、三亜市へは広州で乗り継ぐケースが最も多いと聞く。今秋、日本航空の広州線の増便で、旅行者数の増加が見込める」と語った。なお、このほど三亜市の観光ミッション団は日本旅行業協会(JATA)と意見交換、三亜市産業発展局、三亜市旅游局とJATAによる研修旅行を来年1月、または2月に実施することが決定した。


▽三亜市、ベストシーズンのビーチリゾートをアピール、インフラも充実

 杜局長は、「気温は平均で25度とすごしやすく、都会の喧騒から逃れてストレス解消ができる、理想的なリゾート地」と、10月から3月までがベストシーズンとなる三亜のビーチリゾートをアピールした。三亜市は、5ッ星ホテル14軒を含め169軒のホテルをはじめ、スパ、温泉施設などのインフラが充実している。そのほか、マリンスポーツやビーチでのアクティビティをはじめ、現地の少数民族の伝統文化に触れる体験、魚介類をふんだんに使用した三亜や中国各地、インターナショナルの美食が味わえる魅力を紹介。こうした素材を活用し、今後はMICEでもアピールしていく考えだ。