フィジー観光大臣、独立記念日に来日、観光産業の大切さを訴え

  • 2006年10月10日
 フィジー政府観光大臣のトマシ・ヴィエティロヴォニ氏をはじめ、フィジー政府観光総局長のビリアメ・ガボカ氏らが来日、フィジー諸島共和国独立記念日を日本の旅行業界関係者、および日本政府から内閣総理大臣補佐官国家安全保障問題担当、元環境大臣の小池百合子氏らが参加し、独立記念日を祝った。ヴィエティロヴォニ観光大臣は、今年は日本で独立記念日を迎えることについて、フィジーの観光産業をはじめ、フィジー国家の経済、社会、文化、環境とあらゆる面で良好な関係を築いてきた両国の関係や歴史について高く評価した。また、日本のフィジーへの観光投資額がこの20年で、1億3000万米ドルにおよび、日本に対してその貢献度の高さに感謝の意を表した。
 また、フィジーの観光産業について、「観光産業と建設産業がフィジー経済の中枢」と語り、世界規模で展開するホテル各社が続々とビチレブ島でリゾートを開発していること紹介。「観光産業が他の産業を牽引する役割を担っている」とし、国家における観光産業の大切さを強調し、「政府の戦略的目標に大きく影響を与えている」とその重要性を示した。


 現在、フィジー初の首都が置かれ、かつ独立の調印式が開かれたレブカが、ユネスコ世界遺産の登録に向け、準備を進めているという。これが世界遺産に登録された場合、「観光産業にとって一つの競争力がつくものと捉えている」とヴィエティロヴォニ大臣は語り、観光産業への新たな可能性に期待を示した。