ドバイ、女性客、ハネムーナー、インセンティブに加えシニアなど需要喚起

  • 2006年9月26日
 ドバイへの日本人訪問者数が4月から6月までの四半期として史上最高の2万9139人を記録、上半期では前年比83.4%増となる4万6174人と大幅な伸びを示した。2003年が17%増、2004年が29.1%増、2005年が28.8%増の5万9194人となったほか、2006年は上半期の前年同期比で83.4%増の4万6174人。特に2005年の5月は名古屋線就航前の時期であったが、166%増となるなど、関係者は嬉しい悲鳴をあげている。また、ドバイのハイシーズンは11月から4月までだが、日本人旅行者の多くが夏季に渡航することから、政府観光・商務局は、第三四半期の数字も順調な伸びを見込んでいる。


 ドバイ政府観光・商務局局長のカリッド・ビン・スラヤム氏は、「メジャープロジェクトでは、10キロメートルにわたり著名ホテル31軒が立ち並ぶ計画が進んでおり、中でも最大規模のホテル『アジア・アジア』は全客室6500室をようす」ことを説明、現在ある約410軒、約3万9000室ある宿泊施設に加え、さらなるインフラの拡充による需要の拡大を狙う。
 また、ドバイ政府観光・商務局日本代表のグレン・ジョンストン氏は、拡大する日本人需要をアピールしつつ、メインターゲットである女性客、ハネムーナー、インセンティブ・グループに加え、文化観光や地元民との交流を盛り込む旅行を提案してシニア・マーケットを中心に訴求するほか、海外挙式、ゴルフツアー、家族旅行にも充分に勧められるデスティネーションであることを強調した。