全米旅行産業協会（TIA）が先ごろ開催した「See America Educational Seminar」で、イリノイ州観光局日本代表の上野浩氏は、多数の博物館などがあり、また歴史上の人物に縁のあるイリノイ州の魅力を紹介した。
　イリノイ州には、人体に特殊な加工を施し1.25センチメートル間隔で輪切りにした標本や、1944年6月4日、西アフリカでアメリカの海軍に捕獲されたドイツの潜水艦U-505号が展示されている科学産業博物館がある。またアブラハム・リンカーン大統領図書館と博物館、アーネスト・ヘミングウェイ博物館、建築家のフランク・ロイド・ライトに家やスタジオなどがあり歴史上の人物に縁のある土地でもある。さらに、カワナ・コウイチ氏設計の日本庭園や書院があるシカゴ植物園、リンカーンが演説をしたイリノイ州議会議事堂などがあるほか、ミシシッピー河畔の町モーリンでは、観光船セレブレーション号でのミシシッピー川の観光クルーズを楽しむことができるという。