モルディブ政観、04年比6%増の4万8000人超を目標、ハネムーナーを主力に

  • 2006年9月26日
 モルディブ観光省副大臣のアブダル・ハミド・ザカリッヤ氏は今後、ターゲットとするダイバー、ハネムーナー、OL、シニア層を中心に取り込みを図ると語った。日本市場について「国別訪問者で第5位」であることから「非常に重要な市場」との考え。シニア層について具体的な戦略はないものの、ハネムーナーおよびOLに関しては、日本人の誘致予算として旅行会社への予算を拡大するほか、ダイバー需要についてはメディアを誘致し、露出を高める。これにより、津波前の2004年に記録した4万6939人を6%増となる4万8000人超を目指す。

 モルディブは、今後3年から5年間に、ベッド数が5000から7000ベッド増が見込まれている。これにより、ピークシーズンとなる10月から3月末までのベッド数不足に対応が可能となる。需要も拡大しており、南部のアッドウ環礁に2007年12月には、ガン国際空港の供用を開始する予定だ。この開港に合わせ、この地域では3000ベッドの増加が見込まれているという。

 また、10月1日からシンガポール航空(SQ)は、週5便のシンガポール/マーレ線を週7便に増便。12月には、バンコクエアウェイズ(PG)がバンコク/マーレ線を週2便で運航、ビバ・マカオがマカオ/マーレ線を週2便で運航を開始するなど、各地からの乗り入れが活発化する見通しだ。