スペイン、年35万人を目標、アジア各国でも増加率は高く

  • 2006年9月26日
 スペインからの各団体の来日に合わせ、スペイン政府観光局は旅行会社などを対象に懇親会を開催した。スペイン政府観光局局長のイグナシオ・ドゥカセ氏は、JATA旅行博へ参加が増え続けていることをあげ、「日本市場への関心が高まっている」とし、スペインも同様であるとの考えを示した。また、今後は日本で認知度を高める地域が多くあるとの考えから、PRをさらに進めるとしている。

 ドゥカセ氏によると過去18ヶ月、スペインの日本人ベットナイト数は、前年比20%増の程度を維持しながら、伸びつづけているという。近年はアジア各国からの訪問数が上昇しているが、ベッドナイト数の増加は韓国の約15%増、台湾の約10%増と比べても力強い。

 この増加傾向の継続を目指す方針から、訪問者が最も多い50歳以上の女性を主な対象としてアピールしながら、リタイヤ後のシニア、ヨーロッパ旅行のリピーターをターゲットとして新しい世代の開拓にも取り組んでいく考え。テロ、直行便の運休により、減少した日本人観光客の回復だけでなく、増加につなげることを目指し、当面、目標を2000年以前の日本人渡航者数の最高値である年間35万人の達成を目指す。

※9月26日(火)14時現在、一部数値を変更すると共に、お詫び申し上げます。(編集部)