HIS、映像で訴える新しいパンフレットを投入へ、基幹店舗から順次投入へ

  • 2006年9月25日
 エイチ・アイ・エスは11月をめどに、タッチペンを利用したパンフレット「タッチアンドウオッチ」を導入する。東京・新宿本社営業所トラベルワンダーランド新宿を皮切りに、神奈川・みなとみらいの大型店で先行、順次、東日本店舗に投入する。

 タッチアンドウオッチは専用パンフレットの写真をコンピューター等につないだタッチペンで触れると、ハイビジョンで撮影した映像を視聴できるもの。パンフレットに掲載する写真だけでは表現をすることができない内容を消費者に伝えることが狙い。まず、第1弾としてバリ島についてパンフレットを投入、9月23日にオープンしたブルガリ・ホテルズ&リゾーツの映像を含んでいる。

 HISではこの製品について、旅慣れた団塊世代、および30代から40代の海外旅行ヘビーユーザーに対し、通常は得られない情報を求める人に対して、客室内のバス、ジャグジーなどの様子や細かいアメニティなどの映像などで、旅行に行く意欲を高めてもらうことを狙う。また、新規についても、到着空港を案内する映像を含んでおり、安心感を醸成し、これによる旅行意欲を高める。

 ただし、「これまでのパンフレットの3倍程度」のコストがかかり、一般用としては8400円のタッチペンの価格も気になるところ。現在のところは「コミュニケーションツール」としており、店頭スタッフと訪れた消費者とのコミュニケーションを促進するひとつとの位置づけだが、今後はサイトでの展開も視野に入れている。