マレーシア政府観光局、観光副大臣が来日、2007年の観光年をアピール

  • 2006年9月25日
 マレーシア観光副大臣のダト・シアン・チャイ氏を団長にミッションが来日、観光副大臣主催のレセプションを開催した。ダト・シアン・チャイ氏は挨拶で日ごろの観光促進への協力に感謝を述べるとともに、来年実施する「ビジット・マレーシア2007キャンペーン」(マレーシア観光年2007)についても言及。1年間で50のイベントを開催するなど、さまざまな趣向で華やかさを演出し、観光客を迎える予定だという。あわせて「観光省・観光局としてさまざまなマーケットプログラムを実施し、日本市場の趣向の変化に合わせた観光資源を提供したい。そのためにも日本の旅行業界の協力をいただき、効率的なマーケティングを実施して今後の両国の観光の発展につなげたい」と日本市場を重視する姿勢も強調した。

 「ビジット・マレーシア2007キャンペーン」は、マレーシア独立50周年を記念して実施するもの。独立後、すぐに日本と国交を結んだため、日本との国交樹立50周年も兼ねており、特にマレーシアと日本にとっては記念すべき年になるといえる。キャンペーンの最大の目標は全世界から2000万人の観光客を誘致すること。日本からの目標人数は、2005年の実績が34万人、今年の見込み数が37万人だが、マレーシア政府観光局東京支局マーケティングマネージャーの徳永誠氏は「50周年の年に50万人を誘致したいという思い」で、50万人を目標に設定したという。徳永氏は「日本とマレーシアの観光業界を変える記念すべき年にしたい」と意欲を示し、出席した旅行業界関係者にキャンペーンへの参加を訴えた。

 なお、マレーシア政府観光局は「マレーシア観光年200キャンペーン」に先立ち、「KLキャンペーン」を実施する。“KL”の呼称を99%の日本人が知らないため、“KL”をマレーシアの顔としてアピールし、日本市場での幅広い定着を狙う。詳細は関連記事へ。

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