タイ、北部8県ミッション初来日、独特の文化体験やロングステイを提案

  • 2006年9月21日
 タイ北部8県(チェンマイ、チェンラーイ、ランパーン、メーホーンソーン、プレー、ナーン、パヤオ)の観光業関連会社・団体が来日し、北部独特の文化をはじめ、ロングステイの魅力を紹介した。タイ北部への日本人宿泊数は今年の1月から3月までで前年比8.56%減となるものの、独特の文化やロングステイができるデスティネーションとして着実に認知が向上することから、今後の旅行需要の拡大に期待を示した。また、バンコクからチェンマイへは1時間とアクセスが良いほか、チェンマイ県、チェンラーイ県を基点とするラオス、中国南部への旅行が可能とし、旅行商品の幅を広げることを提案した。
 また、チェンマイは近年、日本人のロングステイ人口が増えて約3000人におよぶ。市内交通の充実、また病院が整うことから、現地ではメディカル・ハブとして認知されているという。さらに、2008年12月にはチェンマイに3000名収容可能なスペースをもつコンベンション・センターがオープン予定。来年には工事着工することから、今後MICE需要の拡大も期待される。そのほか、来年は日本とタイの修好120周年となることから、日台観光交流年と位置付け、旅行会社向けにツアー催行にあたり各種取り組み内容を提供していく予定だ。

 なお、日本旅行業協会(JATA)海外旅行委員会は12月初旬、チェンマイを中心にした視察、研修を行う。現地では、人気が徐々に高まるチェンマイのロングステイをみるほか、タイ王国政府が主催するタイ王国御在位60周年記念国際園芸博覧会「ロイヤル・フローラ・ラーチャプルック2006」を視察する予定だ。