ドイツ・バーデン・ヴュルテンベルク州、歴史文化、芸術、食で需要喚起へ

  • 2006年9月11日
 ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州は、同州の歴史文化、芸術、食とそれぞれの魅力を打ち出し、重要マーケットと位置付ける日本発の需要喚起を目指す。日本人の同州への宿泊数は米国のテロ以前、20万泊以上を記録していたものの、近年は16万4000泊ほど。ただし、ワールドカップの効果もあり、日本人マーケットも回復傾向にある。昨年のクリスマスシーズンは、ドイツ三大クリスマスマーケットの一つに選ばれている同州のシュトゥットガルトへの日本人旅行需要が伸びたという。

 バーデン・ヴュルテンベルク州販売促進課長のウリーケ・ゲルトナー氏は、テロ前に記録した20万泊を目指すという。特に来年は、ドイツ観光局のイヤーテーマが「アート&カルチャー」であることを受け、ドイツ最優秀劇場賞を受賞した州立劇場、シュトゥットガルト州立博物館、今年5月にオープンしたベンツ・ミュージアム、07年秋に新館ができるポルシェ博物館など施設の充実から、芸術についてアピールしていく。