サウジアラビア航空が就航、駐日大使は週4便までの増便希望を表明

記念式典で挨拶に立った駐日サウジアラビア特別全権大使のファイサル・トラッド氏は、「私が2年前に日本大使として赴任して以来、日本とサウジアラビアの間にサウジアラビア航空を就航させることは夢だった。まさにその夢が、今、かなえられた。将来は週4便まで増やすことを希望している」と語り、今後の路線拡大への強い希望を示した。
また、トラッド大使は、日本とサウジアラビアの国交が昨年で50周年を迎え、サウジアラビアから日本への輸出高は2004年から05年の間に30%以上の増加を示したこと、石油を中心に220億ドル相当にのぼることなどを挙げ、両国の関係の重要性を強調。「今回の就航が両国の関係をさらに深めるきっかけとなるように願っている」と結んだ。

初便に使用された機材はボーイングB400型機。座席はファーストクラス36席、ビジネスクラス32席、エコノミークラス290席の合計358席。機長を務めたキャプテン・ファハッド・ダハニ氏は関西空港について、「日本へ飛んだのは初めて。この空港は非常に着陸しやすく、着陸後の誘導体制もプロフェッショナルな印象を受けた」と初着陸の感想を語った。
なお、関空からの初出発便には、関空会社の執行役員香椎裕人氏を団長として、関西空港全体構想促進協議会のメンバー5名がエアポートプロモーションを兼ね、サウジアラビアを表敬訪問する。