JALグ、冬スケジュールで東京/シカゴ線などで撤退、中国などアジアへ増便

  • 2006年8月21日
 JALグループは10月29日からの冬季スケジュールにおいて、路線の再編を行う。まず、名古屋/マニラ線の週4便を運休し、週4便の運航を名古屋発の広州行きへシフトし、名古屋/広州線はデイリー運航となる。東京/シカゴ線は全日空(NH)の就航もにらみ、現在の週14便から週7便へと減便し、東京/バンコク線を週14便から週21便へとトリプルデイリー化とする。また、東京/デリー線については金曜日発の週1便増となり、週4便の運航とする。

 日本航空(JL)では今回の計画については「収益性の向上」を前提とした路線再編としており、特に需要が多く見込まれる中国線をはじめとするアジアへのシフトとなる。特に中国線については先ごろの日中航空交渉の合意を受けて、JLでは成田、名古屋、関西から広州、上海への路線増を検討。今回の発表では名古屋/広州線がデイリー運航となったが、今後、改めて中国方面では路線を拡充する見込みだ。