ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、ジャルパック、日本旅行、ワールド航空サービスの5社が日本航空（JL）のチャーター便を利用し、スロバキアへの349名の日本人観光客を乗せてツアーを開始した。各社がITCチャーター契約を結び、販売展開したもの。

　スロバキアへの日本人訪問者数は現在、年間1万8000人程度に留まる。スロバキアは外国人観光客の誘致に積極的に取り組んでおり、今回のチャーターを機に、日本からの旅行需要拡大を強化したい考え。現在、スロバキア大使である鷲頭氏は前国土交通省総合観光政策審議官を務めており、観光への造詣が深い。日本からは今回のチャーター便を利用して日本旅行業協会（JATA）副会長でJTB代表取締役会長の舩山龍二氏が同行し、27日からは国土交通大臣の北側一雄氏がスロバキアへの訪問を予定している。今回のチャーター便を通じて、日本からの訪問、およびスロバキアからの訪問へのきっかけ作りとなる。

　日本の旅行会社5社は、チェコ、ハンガリー、またはオーストリアの中央諸国の複数国を訪問する旅程を設定。一部グループでは、全日程でスロバキアに滞在し、バンスカー・ビストリツァをはじめ、コシツェ、プレショフ、レボチャなどの都市を訪問、スピシュスキー城、ドブシンスカー氷穴をはじめ、ブルコリーニェツやチチマニ村を巡る予定だ。