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ホテル「ル・ムーリス」、日本人シェアが目標の5.5%に到達

  • 2006年6月28日
 フランスのパリのラグジュアリーホテルでドーチェスター・グループの一員である「ル・ムーリス」マーケティング・ディレクターのクリストフ・ショビノー氏が来日し、日本マーケットの動向、ル・ムーリスの魅力を紹介した。ショビノー氏は日本マーケットの重要性を強調。今年は既に日本人シェアが目標の5.5%に到達、現在6%に近づいており、好調さをアピールした。日本からの宿泊客は大きくはビジネス目的、報奨旅行、伸びつつある熟年層に分けられ、今年4月には旅行会社が商品化したことから旅行会社経由の宿泊客も伸びたという。日本人向けサービスでは、レストランのメニューを日本語に翻訳したほか、日本語新聞の配布、テレビ・インタラクティブ・システムへの日本語導入、日本食のアラカルトを用意など、各種取り組んでいる。
 また、ル・ムーリスは今年から、ハネムーン・マーケットに力を注ぎ、宿泊パッケージを設定するなど、獲得に向けた取り組みを進めている。さらに、新総支配人のフランカ・ホルトマン氏が今月1日付けで就任し、世界のセレブリティから好まれるホテルの名声を確固にするための新プロジェクトを推進。パリジャンが多く住む生活感あるホテルの周辺環境と融合させ、パリらしい活気を取り入れていく。

 ル・ムーリスはコンコルド広場とルーブル美術館を結ぶチュイルリー公園に面する絶好のロケーションにあるパリ最古のパラスホテル。2000年に2年におよぶ全改装を終了し、18世紀からの伝統と現代のテクノロジーの両面をもつホテルとなった。客室はスーペリアが81室、デラックスが40室、スイートが39室の合計160室。ホテル内にはミシュランの2ッ星をもつレストラン「ル・ムーリス」、ワインを使うヴィノテラピーを世界で初めて手掛けたボルドーのスパのノウハウを継承した「コーダリー・スパ」を備える。