セントレア、中期経営戦略、旅客・就航便の増加めざす、LCCも含み広い視野でニーズ汲み取り
中部国際空港を核とする2006年度から2009年度のセントレアグループ中期経営戦略で、4項目の経営目標を掲げた。これは(1)経営基盤として、安全で安心な空港運営を確保する、(2)積極的な航空旅客・貨物の需要拡大策を展開し、さらなる路線拡大により利便性を向上させる、(3)CS世界NO1空港になる、(4)セントレアグループの総合力を発揮し、黒字体質を定着させる、の4項目。
この目標に対応し、業績目標として、国際線では2005年度は万博需要と想定する18万人を除き515万人を出発点とし、2006年度は530万人超、2009年度は610万人超を目標とする。貨物を含む国際線就航便数についても、05年度の週360便から、06年度には週380便超、09年度には週450便超を目標とし、売上高では09年度に570億円超を目指す。
こうした目標を掲げるにあたり、羽田空港の新滑走路、成田空港の滑走路延伸、関西国際空港の2本目滑走路の供用開始など、国内空港の機能拡張が相次ぎ、中部国際空港を取り巻く環境変化についても見据えている。取締役副社長の山下邦勝氏は特に、羽田の影響については「普通に考えればマイナス」と言うものの、これをチャンスと捉えた営業展開が重要だとの姿勢。特に日系航空会社については中型機による多頻度運航が増えてくる傾向と見ており、こうした運用にセントレアが適しているとの考えから、航空会社の要望に応える構えだ。
また、関西空港にカンタス航空(QF)の子会社ジェットスター(JQ)の就航が発表されたが、セントレアにもオーストラリア航空(AO)が就航しており、この就航分かJQに置き換えられるのか、動向が注目されるところ。JQについて山下氏は「まだ話をはじめたところ」とし、ニーズを聞きながら就航を促す考え。
さらに、アジア各国の格安航空会社が各地で席捲していることについても、あくまで私見ながら「(LCCは)伸びてくる」との見方を示し、就航については「(LCCが)セントレアにどういうことを求めているか正確には捉え切れていない」都市ながら就航に含みを持たせている。
この目標に対応し、業績目標として、国際線では2005年度は万博需要と想定する18万人を除き515万人を出発点とし、2006年度は530万人超、2009年度は610万人超を目標とする。貨物を含む国際線就航便数についても、05年度の週360便から、06年度には週380便超、09年度には週450便超を目標とし、売上高では09年度に570億円超を目指す。
こうした目標を掲げるにあたり、羽田空港の新滑走路、成田空港の滑走路延伸、関西国際空港の2本目滑走路の供用開始など、国内空港の機能拡張が相次ぎ、中部国際空港を取り巻く環境変化についても見据えている。取締役副社長の山下邦勝氏は特に、羽田の影響については「普通に考えればマイナス」と言うものの、これをチャンスと捉えた営業展開が重要だとの姿勢。特に日系航空会社については中型機による多頻度運航が増えてくる傾向と見ており、こうした運用にセントレアが適しているとの考えから、航空会社の要望に応える構えだ。
また、関西空港にカンタス航空(QF)の子会社ジェットスター(JQ)の就航が発表されたが、セントレアにもオーストラリア航空(AO)が就航しており、この就航分かJQに置き換えられるのか、動向が注目されるところ。JQについて山下氏は「まだ話をはじめたところ」とし、ニーズを聞きながら就航を促す考え。
さらに、アジア各国の格安航空会社が各地で席捲していることについても、あくまで私見ながら「(LCCは)伸びてくる」との見方を示し、就航については「(LCCが)セントレアにどういうことを求めているか正確には捉え切れていない」都市ながら就航に含みを持たせている。