日系2グループ国際線、GWの総旅客数は2.6%増

  • 2006年5月9日
 日系航空会社(JALグループ、ANAグループ)はゴールデンウィーク期間(4月28日〜5月7日)の国際線輸送実績を明らかにした(国際線は両グループで6社:日本航空インターナショナル(JL)、日本アジア航空(EG)、JALウェイズ(JL)がJALグループ、全日空(NH)、エアーニッポン(EL)、エアージャパン(NQ)がANAグループ)。これによると、提供座席数が前年比6.1%減の36万587席、総旅客数が前年比2.6%増の24万3495人、利用率は67.5%となった。期間中のピークは、JALグループ、ANAグループ共に日本発が4月29日、5月3日、日本着が5月5日、6日、7日であった。

 JALグループは提供座席数が9.7%減の27万2478席、利用率は66.8%となり、総旅客数が2.8%減の18万1985人であった。方面別の旅客数は、中国線の前年比43.4%増を筆頭に、米大陸線が6%増、東南アジア線が4%増、韓国線が10%増と好調。ホノルル線をはじめ、欧州線は供給減で前年実績を下回ったものの高い利用率となった。ただし、グアム線(サイパン線含まず)は名古屋/グアム線の機材縮小を受けて供給減となり、旅客数も減少した。臨時便はJALグループがホノルル線で17便、デンパサール線で2便の合計19便を運航した。

 ANAグループは提供座席数が7.1%増の8万8109席、利用率が69.8%、総旅客数が23.7%増の6万1510人となった。方面別の旅客数は欧州線を除き前年を上回り、中国線が前年比34.8%増の4万25人、アジア線が20.2%増の3万7566人、北米線が11.2%増の1万6420人、リゾート線が11.1%増の9797人となった。臨時便は成田/ホノルル線を5便、関西/グアム線を4便の合計9便を運航。詳細は下記へ。


[日本発提供座席数(増減)/総旅客数(増減)/利用率]
▽JALグループ
国内線/193万9842席(0.7%増)/128万2789人(3%増)/66.1%
国際線/27万2478席(9.7%減)/18万1985人(2.8%減)/66.8%
▽ANAグループ
国内線/194万5577席(0.9%増)/128万5171人(3%増)/66.1%
国際線/8万8109席(7.1%増)/6万1510人(23.7%増)/69.8%

[方面/旅客数(前年比)/利用率]
▽JALグループ(日本発)※JL、JO
ホノルル線/2万3994人(19.2%減)/80.2%
米大陸線/2万2243人(5.8%増)/76,0%
欧州線/1万8380人/(13.6%減)/75.9%
東南アジア線/4万225人/(3.6%増)/67.8%
オセアニア線/8759人/(4.9%減)/66.5%
グアム線/6997人(51.4%減)/64.4%
韓国線/2万2860人(9.9%増)/69.3%
中国線/2万3834人(43.4%増)/54.0%

▽ANAグループ(日本発着)※NH
北米線/1万6420人(11.2%増)/77.6%
欧州線/1万4040人(3.0%減)/78.2%
中国線/4万25(34.8%増)/65.1%
アジア線/3万7566人(20.2%増)/73.4%
リゾート線/9797人(11.1%増)/73.5%