アメリカ、世界の首脳を集め、観光面での方針、マーケティングの有用性を再確認

  • 2006年4月26日
 全米旅行産業協会(TIA)などが参画して10日から、世界各国からの700 人以上の観光大臣や業界のリーダーが出席したグローバル・トラベル・アンド・ツーリズム・サミットが閉幕した。サミットではアメリカへの旅行者を惹きつけるため、国としての方針、およびインターナショナル・マーケティング・キャンペーンの有用性をアメリカの旅行業界トップらは改めて表明している。

 TIAプレジデント&CEOのロジャー・ダウ氏、TIAナショナルチェアでウオルト・ディズニー・パーク・アンド・リゾート会長のジェイ・ラズロ氏、トラベル・ビジネス・ラウンドテーブル(TBR)のジョナサン・ティッシュ、ワールド・トラベル・アンド・ツーリズム・カウンセル(WTTC)会長のヴィンセント・ウオルフィントン氏らは、旅行デスティネーションとして他国に対して、これまで以上に競争力を高める施策を求めている。
 特に、TIAのナショナルチェアを務めるラズロ氏はアメリカ政府高官がアメリカへの訪問者に向けた歓迎の発言も踏まえ、持続性あるインターナショナル・マーケティング・キャンペーンについて提案していることが遂行できれば、雇用、収益だけでなく、「アメリカのイメージそのものが改善されることになるだろう」とデスティネーションの競争力を意識した発言をしている。