TIA、米商務省プロモーションに合わせサイトリニューアル、情報提供強化へ

  • 2006年4月25日
 全米旅行産業協会(TIA)はアメリカ商務省が実施する日本でのプロモーションにおいて、ウェブサイトをキャンペーンの実質的な受け皿としてアメリカ旅行を促進する。これに伴い、6月15日を目処として日本語サイトを全面的にリニューアル。商務省が展開するプロモーションでは、7月ごろから映画を中心としたテレビCMなどが計画されており、これに誘発されサイトを訪問する消費者に向け、アメリカの情報、ツアー情報などのほか、サイトを支援するスポンサー等の情報を提供する。

 これまで、各州のリンクなどでも英語サイトへリンクするという制約もあったが、今回のリニューアルでは日本語サイトを持つ州観光局などについては、日本語を紹介。また、核となる日本語での紹介も加え、消費者に使いやすいサイトとし、アメリカ旅行計画の一助とする考え。既にサイトの一部で最新情報を紹介するなど、この1年間で2.5倍のページビューを記録するようになったが、キャンペーン期間には露出増により、20倍程度にまで高めたいという。

 商務省のテレビCMでは映画の一シーンの放映などが予定されており、ロケ地を訪問する日本発のパッケージツアーに限らず、現地発着のツアーも含めて紹介。これにより、商品の選択幅を広げることで、活性化につなげることを狙う。これについては、旅行会社からの積極的な情報提供を呼びかけていく。
 また、アメリカ大使館の農務省担当者らは、今回のプロモーションについて賛同の意向を示しており、「食」の観点から協力を検討しているという。これにより、具体的にはワイナリーの訪問や、映画に使われるレストランの紹介など積極的に旅行促進につながる情報提供をする姿勢にある。こうした分野でもサイトのリニューアルに合わせて、情報提供を強化する。


▽SeeAmerica日本語サイト
http://www.seeamerica.jp/