ヌクンバティ・アイランド・リゾート、代替エネルギーのみで運営

  • 2006年4月8日
 スモール・ラクシャリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)に加盟する「ヌクンバティ・アイランド・リゾート」は、フィジーのバヌアレブ島の離島・ヌクンバティに立地するリゾート。ヌクンバティ沖合いの「グレートシーリーフ」と呼ばれる世界で3番目に大きな珊瑚礁など、豊かな自然に囲まれながら、食事やアクティビティなども楽しめるラグジャリーなリゾートとして知られる同リゾートだが、環境への配慮も徹底している。

 そもそもホテル建設にあたり、マングローブの伐採はせず、宿泊施設はビーチの長さ分だけという条件を作り、全7室の小規模なリゾートを設計。さらにヌクンバティには、南太平洋の島々の中で最大級の300枚ものパネルを持ったソーラープラントと4機の風力発電機が毎日10キロワット以上の電力を作り出しており、リゾート内ではこうした代替エネルギーを利用してる。また、雨水をろ過し、紫外線処理を行なった水を使用しているほか、温水は10枚のウォーターヒーターで、太陽熱で温めている。下水はナチュラル・バイオサイクルシステムによって処理し、ガーデンに捲くという徹底振りだ。ただし、宿泊客が不自由に感じることはなく、食事やアクティビティなど、リラックスした滞在ができるという。
 
 なお、SLHとそのメンバーホテルは組織全体として環境保護に努め、その上で最高の施設とサービスを提供することを目指していくという。