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ブラジル・バイヤ州政観、世界遺産など歴史性と多民族の融合をアピール

  • 2006年4月4日
 ブラジル・バイヤ州政府観光局がこのほど来日、ヴァリグ・ブラジル航空(RG)などと共にセミナーを開催し、観光素材をアピールした。バイヤ州は年間平均26度と暖かく、海外からの年間訪問者は70万人。日本からの旅行客に人気があるのは歴史、エコツアーなどと言う。現在、宿泊施設も拡充される傾向。マリオット・インターナショナルをはじめ、スペイン系のイベロスターなどが積極的に新施設を開発しており、州内には15万ベッドを数える。
 バイヤ州は現在、州内を9つのデスティネーションとして名称をつけ、プロモーションを展開。国際空港のあるサルバドールでは州への入り口であると同時に、ユネスコ世界遺産に「サルヴァドール・デ・バイア歴史地区」として登録されている。また、海岸沿いに南に下ると、ポルト・セグロを中心としたブラジル発見海岸は、ポルトガル人がブラジルを「発見」した地と言われる。このほかに、エコツアーで楽しめる地もあり、バイヤ州政府観光局国際関係担当部長のジェオルジェ・バヘット氏は「観光素材や風土と共に、様々な文化的背景を持つ多くの人々が融合、共存していることも体験して欲しい」とアピールした。

▽RGはエア・パスの販売が5月ごろから上向き
 RGは1月15日から運休しているが、ブラジル国内については、「ブラジル・エアパス」で対応している。スターアライアンスとしてはユナイテッド航空(UA)などとの接続もあるが、ブラジル国内の周遊型の販売に注力しているところ。現在、ブラジル全国周遊、スターアライアンス、北東部周遊の3種類を設定しており、RG旅客営業部長の山田剛氏によると、「5月ごろからエア・パスの予約が数百名単位で動いている」という。