TA調査、日本市場の旅行消費額は国際市場で第2位

  • 2006年3月27日
 オーストラリア政府観光局(TA)はこのほど、国際旅行市場の調査「International Visitor Survey(IVS)」を取りまとめた。IVSはオーストラリア主要8国際空港で外国人訪問者の15歳以上、12ヶ月未満の短期滞在旅行者約3万8000人を対象に面談調査するもの。これによると、2005年1月から12月の1年間、オーストラリア国内での旅行消費である日本人旅行者の経済貢献度は、前年比1.2%増の20億6240万豪ドル(約1719億円)との推計となる。これは国別では、英国が前年並みの27億9180万豪ドルに次ぐ第2位で、ニュージーランドが前年比15.8%増の17億7300万豪ドルを上回っている。

 なお、オーストラリア政府統計局(ABS)が発表した昨年の年間日本人渡豪者数は、前年比3.5%減の68万5533人であった。休暇目的の日本人は、68.5万人のうち87%で、0.9%減となり、休暇については減少率が低く抑えられている。なお、TAでは4月から、「ブランド・オーストラリア」の新キャンペーンを開始。今年は日豪交流年となっており、こうした側面からも日本人旅行者の誘致、また旅行消費の増大を目指す活動を展開する。