観光活性化フォーラム
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TIJ、産学連携セミナーを開催、舩山会長学生らに「チャレンジ」を呼びかけ

  • 2006年2月17日
 日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)は16日、一橋大学と共催する産学連携オープンセミナー「21世紀の創造的なツーリズム産業の構築に向けて」を開催した。会の冒頭、TIJ会長の舩山龍二氏は、会場に集まった学生らに向け、「現在、ツーリズム産業はリーディング産業ではないが、この実現に向けて若い人たちが過去に捉われず、チャレンジすることが大切」と呼びかけ、旅行・航空・鉄道・ホテルをはじめとする産業へ「就職活動でも積極的にチャレンジして欲しい」と語りかけた。

 舩山氏はビジット・ジャパン・キャンペーンなどで、観光が重要な国策となっている背景から説明、「インターネットでコミュニケーションが発達しても、直接会うことは重要。各国の首脳が集まるサミットから、民間のコンベンション、現在開催されているオリンピックをはじめとするスポーツイベントなどが良い例」という。ただし、こうした取組みは「高度なサービスの提供や新しい旅行形態の創造など、人に依存することが多い」として、TIJと一橋大学との産学連携をはじめ、若い人材の育成が重要との考えを改めて示した。