ミャンマー大使、日本からの送客増を促す、ビザなどでも協力表明

  • 2006年2月17日
 インドシナ観光促進協議会(ITPF)で、ミャンマー連邦国特命全権大使のラ・ミント氏が現在のミャンマーの観光事情などを講演、集まった関係者らに訪問促進を訴えた。2005年のミャンマーへの外国人訪問者は66万206人で、うち日本人は1万9584人。日本は上位10ヶ国に入っており、台湾などとほぼ同規模の訪問者を送っている。ただし、ミャンマーへは日本から直行便が現在のところは無く、バンコクなどを経由して空路、陸路で入国することとなる。
 空路については、国際空港はヤンゴンのほかマンダレイ、バガンなどがあり、ミャンマー国際航空(8M)、タイ国際航空(TG)、シルクエア(MI)、バンコクエアウェイズ(PG)などが就航。主要空港以外にも地方の空港についても「改修を進めている」ところで、観光の促進につながるよう国内線の充実に留まらず、高速道路、鉄道などの整備も着手しているという。観光ガイドについても英語だけでなく、日本語、ドイツ語、ロシア語、タイ語など各種言語について人材を充実させているという。

 また、在日ミャンマー大使館では昨年、観光および6ヶ月、1年などのマルチビザを含む査証発給数は1万1489件。このうち大阪の旅行代理店に委託する分については1236件だが、今後は西日本地区についてもPGの就航なども踏まえ、「大阪を含め、ビザ申請についてはサイトで案内をしており、分からない場合は問合せをしてほしい」と呼びかけ、観光客の増加に向けた協力を惜しまない姿勢だ。