JATAなど、杭州の旅行会社と意見交換、女性に人気デスで調査団派遣に前向き

  • 2005年12月8日
 日本旅行業協会(JATA)は今月初旬、中国・杭州において「杭州ジャパンフェスタ〜日中大交流展〜」に参画、中国の旅行業関係者らと日本インバウンド・アウトバウンドについて意見交換した。ジャパンフェスタは日本インバウンドを主テーマとして、民間側から中国の旅行需要を促進する目的のプロモーションで、今回は第3回目となるもの。今回から、中国側で杭州市旅游委員会が主催者に加わり、日中双方が旅行需要の促進で一体となる形で開催した。

 これに合わせ、杭州の旅行会社から日本アウトバウンドについての意見交換会の開催についても働きかけ。JATAではこれを受け、中国旅行懇話会の協力を得て、日本側の旅行会社など総勢20名と共に中国側からの出席者17名と日本アウトバウンドについて現状、今後について議論した。

 日本側からは従来から、現地ガイドの質について向上を図るように依頼しているが、杭州の旅行会社らにもこれを依頼。杭州の旅行会社はこれに対し、杭州市旅游委員会の下に約10社で構成するガイドの検討委員会の存在を紹介。現地サイドとして、総合的に質の向上を図っていることを強調した。また、日本の旅行会社からは杭州が若い女性層に人気があることを鑑み、今後も積極的に商品造成を図る意欲も表明。中国旅行懇話会の会員会社の女性社員らからなる調査団を派遣し、企画を検討する考えもあるようだ。