フレンチコネクション、東京でFITセミナー開催、60名が参加

  • 2005年11月9日
 フランス政府観光局をはじめ、小規模のホテルやレストランの個人経営者が加盟する自主運営組織のルレ・エ・シャトー、レイル・ヨーロッパ・ジャパン、アコーホテルズ、コンコルドホテルズ、エールフランス航空(AF)の合計6社・団体で構成する「フレンチコネクション」はこのほど、東京でFITセミナーを開催、旅行会社のFIT旅行担当者を中心に約60名が参加した。

 フランス政府観光局プロモーション担当の山本啓介氏は、FIT向けに推薦する素材として、パリのフラゴナール香水博物館を紹介。アロマテラピー講座では、10種類ほどのアロマから自分好みの香りを作ることができる。日本人スタッフも常駐し、語学が不安な観光客も安心して参加できる点は大きなメリットとして強調する。また、殺人事件をきっかけにストーリーが展開する「ダ・ヴィンチ・コード」が人気を集めていることから、舞台となるルーブル美術館を訪れる日本人も増えている。

 また、これから本番を迎えるクリスマスシーズンについて最新情報を紹介。パリではクリスマス・イルミネーションが徐々に開始。シャンゼリゼ通りは、例年通り美しいイルミネーションで飾られるほか、ガルニエ・オペラ座は東京ミレナリオと同じイタリア人・アートディレクターのバレリオ・フェスティ氏がデザインを担当する。さらに、クリスマスツリー発祥の地として知られ、人気が高いアルザス地方の訪問のほか、山本氏はマルセイユのクリスマスを薦める。マルセイユのクリスマスは、小さな土の人形「サントン人形」を使い、キリストの生誕の場面を表現する歴史あるクリスマスの風習があり、その魅力深さが最大の特徴だ。
 なお、フレンチコネクションは地方毎にテーマを変え、セミナーを開催。今年は全国9都市を巡った。