SLH、英・湖水地方3ホテルが来日、6泊7日の宿泊PKGを日本で展開

  • 2005年10月26日
 スモール・ラクシャリー・ホテルズ会長兼ザ・チェスター・グローブナーのジョナサン・スレーター氏をはじめ、ザ・デボンシャー・アームズのジェレミー・ラタ氏、ホルベック・ギル・カントリーハウスホテルのデイヴィッド・J・ニコルソン氏のイギリス湖水地方3ホテルのオーナーが来日、日本からの訪問者の増大に向け、新たな宿泊プランの導入を提案した。これは3ホテルを巡る6泊7日からの「街と湖、そして渓谷」と題したプラン。既に、アメリカで旅行会社などを中心に同様のパッケージを展開したところ、非常に好評を博し、集客も上々であったことから日本での導入に踏み切った。特に、アメリカからの訪問者はマンチェスター国際空港に乗り入れる国際便もあり、想定を上回る好調な推移だという。また、日本市場でのFIT化の進展度合い、および市場環境として旅行代理店の重要性を見据え、消費者の個別のニーズを満たす旅行商品の提供という課題は、アメリカよりも日本で受け入れられるとSLH側では認識。このパッケージの導入をきっかけに、3ホテルへの日本人宿泊客の増加に期待は高い。
 パッケージの予約は3ホテルのいずれに連絡しても対応が可能だ。基本的に、3ホテルのうち、初めに宿泊するホテルへ連絡すると他の2件へ連絡する体制だ。このプランにはマンチェスター国際空港から初めの宿泊先までの送迎がつくほか、その後の移動はレンタカーの手配が基本。ただし、個別の要望に応じて、タクシーなどの送迎サービスにも対応する。なお、料金は6泊7日については朝食・消費税込みで1人895ポンド(約18万5000円)。レンタカー手配は5日間の利用で211.80ポンドから392.85ポンド程度(約4万3000円〜8万円)。各ホテルともスパ施設を完備しているほか、ホテル周辺にはイギリスの田園風景が広がる観光にも適した場所だ。

 3ホテルの日本人シェアはザ・チェスター・グローブナーで全体の5%程度。だが、海外からの訪問者についてはアメリカと日本を重視しており、ザ・デボンシャー・アームズのラタ氏は「これから年々倍増していきたい」と意欲的だ。3ホテルとも150キロ圏内にあり、レンタカーを利用し、観光や移動をスムーズにする旅行を提案していく。