KNTO、日本支社移転式を開催、2010年を前に1000万人達成が目標

  • 2005年10月25日
 韓国観光公社(KNTO)は10月25日、東京支社の移転式を開催した。KNTO東京支社支社長の康重石氏は、「日本支社が東京で最初にできてから35年が経過した。35年前、しっかりとした統計資料もない状態であったが、日本から韓国へは3万2000人、韓国から日本へは2000人、3000人が往来する状況だった。2004年は日本から韓国へは244万人で約80倍、韓国から日本へは160万人が訪れ、双方向で初めて400万人を突破することができた」と35年間の進化を振り返った。今年6月に締結した「日韓観光交流拡大に関する日韓観光担当大臣の共同声明」で、日韓両国は相互交流人口の目標である500万人の実現を目指していた。これに関して康氏は、「約束した500万人達成は難しいようだ」とコメントするものの、「2010年を前に1000万人の交流達成できるよう協力していきたい。KNTOの役割をより強くしていきたい」と、今後の力強い活動に意欲を示した。
 また、挨拶に立った日本旅行業協会(JATA)事務局長の石山醇氏は500万人達成目標に関して、「近からず、遠からず達成できる。JATAとしていろいろな面で協力していきたい」と語り、引き続きKNTOとの協力関係を強化する意向を示した。また、「両国間で難しい問題があるが、観光交流していくことで外交に良い影響を与えていきたい」と述べ、両国の観光交流の促進に期待を示した。